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TS1(ティーエスワン)副作用
TS1(ティーエスワン)配合カプセル(テガフール、ギメラシル、オテラシルカリウム等)の主な副作用には、投与方法により以下の症状が想定されています。
単独投与時
白血球減少、好中球減少、ヘモグロビン減少、血小板減少、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、全身倦怠感、口内炎、色素沈着、発疹等
併用投与時
白血球減少、好中球減少、ヘモグロビン減少、血小板減少、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、口内炎、色素沈着、発疹等
TS1(ティーエスワン)の副作用としては、以下の様な項目や症状等が想定されています。
重大・重篤なレベルのものとしては、以下の様な事項の症状が想定されております。
上記の様な症状が現れた場合には、速やかに医師か薬剤師と相談してください。
重大な副作用は、滅多にありませんが、投薬開始時の初期症状には、注意が必要です。
その他のものとしては、以下の様な事項が想定されております。
上記は、あくまで主要なものであり、全てを記載したものではありません。
上記以外でも、気になる症状がある場合には、医師か薬剤師と相談してください。
また、持病やアレルギーのある方は、本薬との併用に際して医師か薬剤師と相談してください。
以下の方は、基本的に禁忌です。
・本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方
・妊婦又は妊娠している可能性のある方
・重篤な骨髄抑制のある方
・重篤な腎障害のある方
・重篤な肝障害のある方
・他のフッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤(これらの薬剤との併用療法を含む)を投与中の方
・フルシトシンを投与中の方
以下の薬剤との併用は、基本的に禁忌です。
・フッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤
・フルオロウラシル(5-FU等)
・テガフール・ウラシル配合剤(ユーエフティ等)
・テガフール(フトラフール等)
・ドキシフルリジン(フルツロン)
・カペシタビン(ゼローダ)
・ホリナート・テガフール・ウラシル療法(ユーゼル・ユーエフティ等)
・レボホリナート・フルオロウラシル療法(アイソボリン・5-FU等)
・フッ化ピリミジン系抗真菌剤
・フルシトシン(アンコチル)
単独投与時
白血球減少、好中球減少、ヘモグロビン減少、血小板減少、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、全身倦怠感、口内炎、色素沈着、発疹等
併用投与時
白血球減少、好中球減少、ヘモグロビン減少、血小板減少、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、口内炎、色素沈着、発疹等
TS1(ティーエスワン)の副作用としては、以下の様な項目や症状等が想定されています。
重大・重篤なレベルのものとしては、以下の様な事項の症状が想定されております。
副作用名称 | 想定症状など |
---|---|
骨髄抑制 | 汎血球減少、無顆粒球症(前駆症状として発熱、咽頭痛、倦怠感等)、貧血、白血球減少、血小板減少、出血、発熱、悪寒、口中の白い斑点、点状出血(手足の赤い点)、紫斑、鼻血、歯茎の出血、水便、脱力感等 |
溶血性貧血 | 赤い尿、皮膚や白目が黄色くなる、発熱、貧血等 |
播種性血管内凝固症候群(DIC)(はしゅせい けっかんない ぎょうこ しょうこうぐん) | 微小血栓による循環不全(腎不全、肺塞栓による呼吸困難・チアノーゼ、ショックなど)、凝固因子・血小板減少や線溶活性化による出血症状(粘膜出血、止血不良、脳出血、皮膚出血性、血尿、消化管出血など)、中枢神経症状(意識障害、痙攣、昏睡)、臓器虚血(多臓器不全)等 |
劇症肝炎 | 白眼・皮膚が黄色くなる、発熱、吐き気、全身がだるい、AST (GOT)、ALT (GPT)、γ-GTP、Al-Pの著しい上昇等 |
脱水症状 | 激しい下痢、過呼吸、意識障害、手指の震え、体液・細胞外液の不足等 |
重篤な腸炎 | 出血性大腸炎、偽膜性大腸炎、虚血性大腸炎、激しい腹痛、下痢等 |
間質性肺炎 | 発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多、動悸、息切れ等 |
心筋梗塞 | 突然の左前胸部圧迫感、狭心痛、嘔吐、吐き気、ショック状態等 |
狭心症 | 30分程度以内の胸の広い範囲の痛み、息が詰まる様な痛み、圧迫される様な痛み、運動・坂道・階段・重い荷物を持つ等、運動量の増加に伴う胸の痛み等 |
不整脈 | 胸痛、胸部不快感、動悸、めまい、失神等 |
心不全 | 息苦しい、むくみ、頻尿、起座呼吸(起き上がって深く急な呼吸)、疲労感、体力の低下、眠気、錯乱、見当識障害、足、足首、脚、肝臓、腹部に体液がたまり腫れる・むくみが出る、吐き気、食欲不振、息切れ、あえぐ、喘鳴(ぜんめい)等 |
重篤な口内炎 | 高熱(38℃以上)、目の充血、口の中や唇(くちびる)のただれ、喉(のど)の痛み、皮膚が広範囲にわたって赤くなる等 |
消化管潰瘍 | 食後の腹痛が長い、腹部が張る、吐き気、嘔吐、下痢等 |
消化管出血 | 血を吐く(吐血)、黒いタール便(メレナ)、貧血、疲れやすい、顔が青白い、脈が速くなる、低血圧、尿量の減少、手足が汗ばむ、手足が冷たい、意識混濁、見当識障害、眠気等 |
消化管穿孔(しょうかかんせんこう) | 急激な腹痛、ショック症状、遊離ガスが横隔膜直下に溜まる、腹膜炎、大量出血、敗血症等 |
急性腎不全 | 尿量減少、尿が赤みがかる、眼がはれぼったい、疲れやすい、からだがだるい、腹痛、吐き気、下痢、脱力感、関節の痛み、頭痛、顔や手足のむくみ、息苦しい、意識の低下等 |
ネフローゼ症候群 | 大量のたんぱく尿、尿の泡立ち、高度の浮腫、まぶたや下肢のむくみ、胸水、腹水、心嚢水、息切れ、呼吸困難、吐き気、嘔吐、体重増加、免疫力低下 |
中毒性表皮壊死融解症(Toxic EpidermalNecrolysis:TEN) | からだがだるい、関節の痛み、皮膚が焼けるように痛む、全身の赤い斑点と破れやすい水ぶくれ(水疱)、発熱、食欲不振口内が荒れる等 |
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群) | 高熱、陰部の痛み、関節の痛み、ひどい口内炎、唇や口内のただれ、発熱、皮膚がまだら模様に赤くなる、皮膚に水脹れが出る(各種皮膚障害)、中央にむくみをともなった赤い斑点、赤い発疹、まぶたや眼の充血、結膜のただれ、食欲不振、からだがだるい等 |
白質脳症等を含む精神神経障害 | 意識障害、小脳失調、認知症様症状、失見当識、傾眠、記憶力低下、錐体外路症状、言語障害、四肢麻痺、歩行障害、尿失禁、知覚障害等 |
急性膵炎 | 上腹部痛(みぞおち、左上腹部、背部等)、吐き気、嘔吐、腹部膨満感(ふくぶぼうまんかん)、食欲不振、発熱、意識障害、ショック状態(蒼白、血圧低下など)、押されると痛みが強い(圧痛)、押されると腹部が硬くなる(筋性防御(きんせいぼうぎょ))等 |
横紋筋融解症 | 手足肩を中心とした筋肉痛・こわばり、手足のしびれ、赤褐色の尿、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等、急激な腎機能悪化を伴う |
嗅覚脱失 | においが全く判らない等 |
涙道閉塞 | 涙があふれ出す、常時涙っぽい感じ、泣いていないのに涙があふれる、目やにの増加、涙嚢炎(るいのうえん)目頭が赤く腫れる等 |
上記の様な症状が現れた場合には、速やかに医師か薬剤師と相談してください。
重大な副作用は、滅多にありませんが、投薬開始時の初期症状には、注意が必要です。
その他のものとしては、以下の様な事項が想定されております。
部位名称等 | 副作用名称、症状 |
---|---|
血液 | 白血球減少、好中球減少、血小板減少、赤血球減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット値減少、リンパ球減少、出血傾向(皮下出血斑、鼻出血、凝固因子異常)、好酸球増多、白血球増多 |
肝臓 | AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、ビリルビン上昇、Al-P上昇、黄疸、尿ウロビリノーゲン陽性 |
腎臓 | BUN上昇、クレアチニン上昇、蛋白尿、血尿 |
消化器 | 食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、口内炎、味覚異常、腸管閉塞、イレウス、腹痛、腹部膨満感、心窩部痛、胃炎、腹鳴、白色便、便秘、口角炎、口唇炎、舌炎、口渇 |
皮膚 | 色素沈着、紅斑、落屑、潮紅、水疱、手足症候群、皮膚潰瘍、皮膚炎、脱毛、爪の異常、爪囲炎、単純疱疹、皮膚の乾燥・荒れ、光線過敏症、DLE様皮疹 |
過敏症 | 発疹、そう痒 |
精神神経系 | 全身倦怠感、しびれ感、頭痛、頭重感、めまい、ふらつき |
循環器 | 血圧低下、血圧上昇、心電図異常、レイノー症状、動悸 |
眼 | 流涙、結膜炎、角膜炎、角膜びらん、眼痛、視力低下、眼乾燥、角膜潰瘍 |
その他 | LDH上昇、総蛋白減少、アルブミン低下、発熱、全身熱感、鼻炎、咽頭炎、痰、糖尿、血糖値上昇、浮腫、筋肉痛、CK(CPK)上昇、関節痛、電解質異常(血清ナトリウム上昇、血清ナトリウム低下、血清カリウム上昇、血清カリウム低下、血清カルシウム上昇、血清カルシウム低下、血清クロール上昇、血清クロール低下)、体重減少、血清アミラーゼ値上昇 |
上記は、あくまで主要なものであり、全てを記載したものではありません。
上記以外でも、気になる症状がある場合には、医師か薬剤師と相談してください。
また、持病やアレルギーのある方は、本薬との併用に際して医師か薬剤師と相談してください。
以下の方は、基本的に禁忌です。
・本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方
・妊婦又は妊娠している可能性のある方
・重篤な骨髄抑制のある方
・重篤な腎障害のある方
・重篤な肝障害のある方
・他のフッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤(これらの薬剤との併用療法を含む)を投与中の方
・フルシトシンを投与中の方
以下の薬剤との併用は、基本的に禁忌です。
・フッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤
・フルオロウラシル(5-FU等)
・テガフール・ウラシル配合剤(ユーエフティ等)
・テガフール(フトラフール等)
・ドキシフルリジン(フルツロン)
・カペシタビン(ゼローダ)
・ホリナート・テガフール・ウラシル療法(ユーゼル・ユーエフティ等)
・レボホリナート・フルオロウラシル療法(アイソボリン・5-FU等)
・フッ化ピリミジン系抗真菌剤
・フルシトシン(アンコチル)
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