薬副作用症状詳細のTOPに戻る
「薬副作用症状詳細」トップ >  感染症系 > レボフロキサシン副作用

レボフロキサシン副作用

広範囲経口抗菌製剤レボフロキサシン錠(レボフロキサシン水和物)の副作用としては、以下の様な項目や症状等が想定されています。

重大・重篤なレベルのものとしては、以下の様な事項の症状が想定されております。
重大な副作用一覧
副作用名称 想定症状など
ショック 血圧低下に伴う失神、意識消失、チアノーゼ、呼吸困難、胸内苦悶、冷感、嘔吐、顔が赤くなる、痒み、蕁麻疹(じんましん)、しびれ、動悸、息切れ等
アナフィラキシー様症状 紅斑、悪寒、口腔咽頭浮腫、口内の違和感、かゆみ、くしゃみ、顔面紅潮、熱感、吐き気、嘔吐、尿意、便意、そう痒感、全身発赤、顔面・喉頭浮腫、呼吸困難、血圧低下、喘鳴、血管浮腫、不快感、眩暈、耳鳴、発汗等
中毒性表皮壊死融解症(Toxic EpidermalNecrolysis:TEN) からだがだるい、関節の痛み、皮膚が焼けるように痛む、全身の赤い斑点と破れやすい水ぶくれ(水疱)、発熱、食欲不振口内が荒れる等
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群) 高熱、陰部の痛み、関節の痛み、ひどい口内炎、唇や口内のただれ、発熱、皮膚がまだら模様に赤くなる、皮膚に水脹れが出る(各種皮膚障害)、中央にむくみをともなった赤い斑点、赤い発疹、まぶたや眼の充血、結膜のただれ、食欲不振、からだがだるい等
痙攣(けいれん) 全身の筋肉がピクピクする、しびれ、チクチクと痛む、瞬間うとうとと眠くなる、失神、錯乱、脱力、膀胱の調節機能の消失、興奮状態が継続する、怒りっぽい、ぼんやりする、よろめく、吐き気、めまい、下肢コントロール不能、筋肉の付随現象等
QT延長 脈が乱れる、立ち眩み、意識を失う等
心室頻拍(Torsades de pointesを含む) 心室期外収縮が引き金で突然、発作的な頻拍になる不整脈等
間質性腎炎 発熱、間接の痛み、吐き気、下痢、尿が濁る等
急性腎不全 尿量減少、尿が赤みがかる、眼がはれぼったい、疲れやすい、からだがだるい、腹痛、吐き気、下痢、脱力感、関節の痛み、頭痛、顔や手足のむくみ、息苦しい、意識の低下等
劇症肝炎 白眼・皮膚が黄色くなる、発熱、吐き気、全身がだるい、AST (GOT)、ALT (GPT)、γ-GTP、Al-Pの著しい上昇等
肝機能障害 倦怠感の増大、食欲低下、呼吸困難、吐き気、常に眠い、黄疸、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、総ビリルビン等の上昇等
黄疸 嘔気・嘔吐、食欲不振、倦怠感、そう痒等、皮膚・白目が黄色くなる、下痢、全身の脱力感、38〜39度の発熱、ぶつぶつ状の発疹等
無顆粒球症 発熱、咽頭痛、倦怠感、口内炎等
汎血球減少症 全身がだるい、階段等を上る際の息切れ、動悸、頭重、頭痛、めまい、鼻血、耳鳴り、皮下出血、歯茎の出血等
溶血性貧血 赤い尿、皮膚や白目が黄色くなる、発熱、貧血等
血小板減少(血小板減少症) 手足に赤い点(点状出血)、あざ、鼻血、歯茎の出血等
間質性肺炎 発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多、動悸、息切れ等
好酸球性肺炎 発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多、胸の痛み、から咳、息切れ等
偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎 発熱、腹痛、 頻回の下痢等
横紋筋融解症 手足肩を中心とした筋肉痛・こわばり、手足のしびれ、赤褐色の尿、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等、急激な腎機能悪化を伴う
低血糖(低血糖症状) 脱力感、冷や汗、急激な空腹感、悪寒、動悸、手の震え、集中力低下、痙攣、意識障害、低血糖性昏睡に至る例の報告もある
アキレス腱炎 腱周辺の痛み、腫れる、赤くなる、痒み、浮腫等の症状等
腱断裂等の腱障害 腱の疼痛、腱周辺の炎症、浮腫等の症状等
錯乱 外部状況に対し適した対応が出来ない状態、話や動作にまとまりがない
譫妄(せんもう) イライラ、疲れが取れない、不眠、強い倦怠感、下痢、動悸等
抑うつ 倦怠感、頭痛、腰痛、肩こり、体の節々の痛み、食欲不振、胃の痛み、下痢、便秘、発汗、息苦しさ等
過敏性血管炎 足・臀部・背中に赤紫のアザが出来る、発熱、腹痛、関節痛、紫斑、斑状丘疹や、皮膚生検で白血球破砕性血管炎等
重症筋無力症の悪化 重症筋無力症の患者で症状の悪化(まぶたが開かない、飲み込みにくい、複視、運動した際の筋肉の疲労感等)

上記の様な症状が現れた場合には、速やかに医師か薬剤師と相談してください。

重大な副作用は、滅多にありませんが、投薬開始時の初期症状には、注意が必要です。

その他のものとしては、以下の様な事項が想定されております。
その他の副作用一覧
部位名称等 副作用名称、症状
過敏症 発疹、蕁麻疹、光線過敏症、そう痒
精神神経系 振戦、しびれ感、不眠、めまい、頭痛、幻覚、傾眠、意識障害、末梢神経障害、ぼんやり、錐体外路障害
泌尿器 BUN上昇、クレアチニン上昇、頻尿、血尿、尿蛋白陽性、尿閉、無尿
肝臓 AST (GOT) 上昇、ALT (GPT) 上昇、ALP上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇、肝機能異常、血中ビリルビン増加
血液 白血球数減少、好酸球数増加、貧血、好中球数減少、血小板数減少、リンパ球数減少
消化器 悪心、腹痛、下痢、食欲不振、嘔吐、消化不良、口内炎、舌炎、口渇、腹部膨満、便秘、腹部不快感、胃腸障害
感覚器 耳鳴、味覚異常、視覚異常、味覚消失、無嗅覚、嗅覚錯誤
循環器 動悸、低血圧、頻脈
その他 倦怠感、発熱、関節痛、熱感、浮腫、筋肉痛、脱力感、胸部不快感、胸痛、四肢痛、咽喉乾燥、CK (CPK) 上昇、尿中ブドウ糖陽性、関節障害、発汗、高血糖

上記は、あくまで主要なものであり、全てを記載したものではありません。

上記以外でも、気になる症状がある場合には、医師か薬剤師と相談してください。

また、持病やアレルギーのある方は、本薬との併用に際して医師か薬剤師と相談してください。

以下の方は、基本的に禁忌です。

・本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方
・オフロキサシンに対し過敏症の既往歴のある方
・妊婦又は妊娠している可能性のある方
・小児等


関連コンテンツ

バラクルード副作用

バラクルードはB型肝炎ウィルスの増殖を抑制する抗ウイルス化学療法剤です。 耐性ウィルスが出にくいと言うこともあり、第一選択薬としてよく利用されています。 主な副作用は、頭痛、下痢、鼻咽頭炎・・・

テノゼット副作用

テノゼットはB型肝炎ウィルスやエイズウィルスの増殖を抑制する抗ウイルス化学療法剤です。 比較的新しいお薬で、耐性ウィルスが出にくい第4の抗HBV薬です。 主な副作用は、肝機能検査値異常(A・・・

クラビット500副作用

広範囲経口抗菌製剤クラビット錠500mg(レボフロキサシン水和物)の主な副作用は、下痢、悪心、発疹、めまい、白血球数減少、不眠、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇などがあります。 クラビ・・・

ラミシール副作用

アリルアミン系抗真菌剤ラミシールクリーム(テルビナフィン塩酸塩)の主な副作用には、接触皮膚炎、そう痒感、発赤、刺激感などがあります。 ラミシールの副作用としては、以下の様な項目や症状等が想定され・・・

リクモース副作用

リクモースは、クラリスロマイシンを主成分とする、マクロライド系抗生物質製剤です。 200mgタイプがあります。 リクモースは、東和薬品株式会社から販売されております。 マクロライド系抗生物質・・・

マインベース副作用

マインベースは、クラリスロマイシンを主成分とする、マクロライド系抗生物質製剤です。 200mgタイプがあります。 マインベースは、セオリアファーマ株式会社、武田薬品工業株式会社から販売されておりま・・・

クラロイシン副作用

クラロイシンは、クラリスロマイシンを主成分とする、マクロライド系抗生物質製剤です。 200mgタイプがあります。 クラロイシンは、シオノケミカル株式会社から販売されております。 マクロライド・・・

クラリスロマイシン副作用

クラリスロマイシンは、クラリスロマイシンを主成分とする、マクロライド系抗生物質製剤です。 200mgタイプがあります。 クラリスロマイシンは、メディサ新薬株式会社、エルメッドエーザイ株式会社、ニプ・・・

クラリシッド副作用

クラリシッドは、クラリスロマイシンを主成分とする、マクロライド系抗生物質製剤です。 200mgタイプがあります。 クラリシッドは、アボットジャパン株式会社から販売されております。 マクロライ・・・

クラリス副作用

マクロライド系抗生物質製剤クラリス錠(クラリスロマイシン)の主な副作用には、対象疾患により以下の症状が想定されています。 一般感染症の方 腹痛、下痢等の消化器症状、発疹、ALT(GPT)上昇、・・・

ベルクスロン副作用

ベルクスロンは、アシクロビルを主成分とする、抗ウイルス化学療法剤です。 200mgタイプと、400mgタイプがあります。 ベルクスロンは、東和薬品株式会社から販売されております。 抗ウイルス・・・

ファルラックス副作用

ファルラックスは、アシクロビルを主成分とする、抗ウイルス化学療法剤です。 200mgタイプと、400mgタイプがあります。 ファルラックスは、杏林製薬株式会社、キョーリンリメディオ株式会社などから・・・

ビルヘキサル副作用

ビルヘキサルは、アシクロビルを主成分とする、抗ウイルス化学療法剤です。 200mgタイプと、400mgタイプがあります。 ビルヘキサルは、日本ジェネリック株式会社、サンド株式会社、などから販売され・・・

ビゾクロス副作用

ビゾクロスは、アシクロビルを主成分とする、抗ウイルス化学療法剤です。 200mgタイプと、400mgタイプがあります。 ビゾクロスは、テバ製薬株式会社、大正薬品工業株式会社などから販売されておりま・・・

ビクロックス副作用

ビクロックスは、アシクロビルを主成分とする、抗ウイルス化学療法剤です。 200mgタイプと、400mgタイプがあります。 ビクロックスは、小林化工株式会社、MeijiSeikaファルマ株式会社など・・・

ゾビクロビル副作用

ゾビクロビルは、アシクロビルを主成分とする、抗ウイルス化学療法剤です。 200mgタイプと、400mgタイプがあります。 ゾビクロビルは、日本薬品工業株式会社から販売されております。 抗ウイ・・・

クロベート副作用

クロベートは、アシクロビルを主成分とする、抗ウイルス化学療法剤です。 200mgタイプと、400mgタイプがあります。 クロベートは、株式会社ポーラファルマから販売されております。 抗ウイル・・・

アシロミン副作用

アシロミンは、アシクロビルを主成分とする、抗ウイルス化学療法剤です。 200mgタイプと、400mgタイプがあります。 アシロミンは、化研生薬株式会社、メディサ新薬株式会社などから販売されておりま・・・

アシクロビン副作用

アシクロビンは、アシクロビルを主成分とする、抗ウイルス化学療法剤です。 200mgタイプと、400mgタイプがあります。 アシクロビンは、日本ケミファ株式会社、日医工株式会社などから販売されており・・・