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プレドハン副作用

プレドハンは、プレドニゾロンが主成分の、合成副腎皮質ホルモン製剤です。
錠剤タイプで、2.5mg、5mgの種類があります。
プレドハンは、ニプロファーマ株式会社により製造・販売されております。

合成副腎皮質ホルモン製剤プレドハン錠の副作用としては、以下の様な項目や症状等が想定されています。

重大・重篤なレベルのものとしては、以下の様な事項の症状が想定されております。
重大な副作用一覧
副作用名称 想定症状など
消化管潰瘍 食後の腹痛が長い、腹部が張る、吐き気、嘔吐、下痢等
誘発感染症 風邪などにかかり易い、細菌による感染症を誘発する等
感染症の増悪 風邪などが酷くなる、B型肝炎ウイルスの増殖、発熱、喉の痛み、口内炎、咳・痰が出る、水脹れ、発疹、頻尿等
続発性副腎皮質機能不全 37〜38℃台の発熱、食欲がない、吐き気、嘔吐、頭痛、全身がだるい、眠気、腹痛、関節痛、不機嫌(小児)等
消化管穿孔(しょうかかんせんこう) 急激な腹痛、ショック症状、遊離ガスが横隔膜直下に溜まる、腹膜炎、大量出血、敗血症等
糖尿病 頻尿、多尿、喉の渇き、口の渇き、食欲亢進、倦怠感、目が霞む、血管障害、神経障害、感染症等の重大な合併症等
消化管出血 血を吐く(吐血)、黒いタール便(メレナ)、貧血、疲れやすい、顔が青白い、脈が速くなる、低血圧、尿量の減少、手足が汗ばむ、手足が冷たい、意識混濁、見当識障害、眠気等
うつ状態 気力がない、イライラする、気分が沈む、何もしたくない等
膵炎 胃周辺の急な激しい痛み、吐き気、背中の痛み、嘔吐(おうと)等
精神変調 イライラ、精神的に不安定、躁鬱、幻覚等
痙攣(けいれん) 興奮状態が継続する、怒りっぽい、ぼんやりする、よろめく、吐き気、めまい、下肢コントロール不能、筋肉の付随現象等
緑内障 光が輪になって見える、かすむ、にじむ、眼の充血、眼の乾き、眼の痛み等
骨粗鬆症 骨折しやすくなる、手足の痛み、腰・背中・胸・足の付け根等の痛み、腰が曲がる、背丈が縮む等
ミオパチー 手足のしびれ感・痛み、足がだるい、立てない、転びやすい、腕が上げ辛い等
後嚢白内障 目が霞む、眩しい、視力の低下、水晶体の白濁等
大腿骨及び上腕骨等の骨頭無菌性壊死 歩行時や起立時の股関節付近の疼痛、腰痛、膝痛、臀部痛、大腿部前面部痛、肩関節痛、大腿骨・上腕骨骨折等
中心性漿液性網脈絡膜症 視力低下、中心暗点、変視症、小視症、色覚異常、遠視等
多発性後極部網膜色素上皮症 視力低下、中心暗点、変視症、小視症、色覚異常、遠視等(蛍光眼底撮影にて診断)
脳梗塞 急な片側手足や顔の麻痺、しびれ、意識障害、言語障害、頭痛、視力障害等
硬膜外脂肪腫 ふくらはぎなどが痛い等
動脈瘤 通常無症状。腹部の拍動感、体の深部や主に背中に感じる突き刺すような痛み、(破裂に伴い)下腹部と腰に非常に激しい痛み、圧痛、ショック状態等
腱断裂等の腱障害 腱の疼痛、腱周辺の炎症、浮腫等の症状等
血栓症 手足のマヒ・しびれ、しゃべりにくい、胸の痛み、呼吸困難、片方の足の急激な痛みや腫れ等
心筋梗塞 突然の左前胸部圧迫感、狭心痛、嘔吐、吐き気、ショック状態等

上記の様な症状が現れた場合には、速やかに医師か薬剤師と相談してください。

重大な副作用は、滅多にありませんが、投薬開始時の初期症状には、注意が必要です。

その他のものとしては、以下の様な事項が想定されております。
その他の副作用一覧
部位名称等 副作用名称、症状
内分泌系 月経異常、クッシング症候群様症状
精神神経系 多幸症、不眠、頭痛、めまい
消化器 下痢、悪心・嘔吐、胃痛、胸やけ、腹部膨満感、口渇、食欲不振、食欲亢進、腸管嚢胞様気腫症
呼吸器 縦隔気腫
筋・骨格 筋肉痛、関節痛
網膜障害、眼球突出
血液 白血球増多
脂質・蛋白質代謝 満月様顔貌、野牛肩、窒素負平衡、脂肪肝
体液・電解質 浮腫、血圧上昇、低カリウム性アルカローシス
皮膚 ざ瘡、多毛、脱毛、色素沈着、皮下溢血、紫斑、線条、そう痒、発汗異常、顔面紅斑、脂肪織炎
過敏症 発疹
その他 発熱、疲労感、ステロイド腎症、体重増加、精子数及びその運動性の増減、尿路結石、創傷治癒障害、皮膚・結合組織の菲薄化・脆弱化

上記は、あくまで主要なものであり、全てを記載したものではありません。

上記以外でも、気になる症状がある場合には、医師か薬剤師と相談してください。

また、持病やアレルギーのある方は、本薬との併用に際して医師か薬剤師と相談してください。

以下の方は、基本的に禁忌です。

・本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方

以下の方は、原則禁忌です。

・消化性潰瘍の方
・精神病の方
・急性心筋梗塞を起こした方
・結核性疾患の方
・単純疱疹性角膜炎の方
・後嚢白内障の方
・緑内障の方
・高血圧症の方
・電解質異常のある方
・血栓症の方
・最近行った内臓の手術創のある方
・有効な抗菌剤の存在しない感染症、全身の真菌症の方


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