チャンピックス副作用

禁煙補助薬チャンピックス錠(バレニクリン酒石酸塩)の主な副作用には、嘔気、不眠症、異常な夢、頭痛、鼓腸などがあります。

チャンピックスの副作用としては、以下の様な項目や症状等が想定されています。

重大・重篤なレベルのものとしては、以下の様な事項の症状が想定されております。
重大な副作用一覧
副作用名称 想定症状など
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群) 高熱、陰部の痛み、関節の痛み、ひどい口内炎、唇や口内のただれ、発熱、皮膚がまだら模様に赤くなる、皮膚に水脹れが出る(各種皮膚障害)、中央にむくみをともなった赤い斑点、赤い発疹、まぶたや眼の充血、結膜のただれ、食欲不振、からだがだるい等
多形紅斑(たけいこうはん) 手の甲・足の甲・肘・膝などの四肢伸側に左右対称に多発する円形の紅斑、発熱、痛み等
血管浮腫 呼吸が苦しい、会話が不自由、顔面・口唇・咽頭・舌の腫脹等
意識障害 吐き気、食欲不振、腹痛、下痢、強い倦怠感、意識レベルの低下、意識消失等
肝機能障害 倦怠感の増大、食欲低下、呼吸困難、吐き気、常に眠い、黄疸、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、総ビリルビン等の上昇等
黄疸 嘔気・嘔吐、食欲不振、倦怠感、そう痒等、皮膚・白目が黄色くなる、下痢、全身の脱力感、38〜39度の発熱、ぶつぶつ状の発疹等

上記の様な症状が現れた場合には、速やかに医師か薬剤師と相談してください。

重大な副作用は、滅多にありませんが、投薬開始時の初期症状には、注意が必要です。

その他のものとしては、以下の様な事項が想定されております。
その他の副作用一覧
部位名称等 副作用名称、症状
感染症及び寄生虫症 上気道感染、気管支炎
代謝及び栄養障害 食欲不振、食欲亢進、多飲症
精神障害 異常な夢、不眠症、リビドー減退、易刺激性、感情不安定、激越、睡眠障害、不安、抑うつ、落ち着きのなさ、精神緩慢、気分変動、思考異常、不快気分、精神障害、攻撃的行動、敵意
神経系障害 頭痛、傾眠、振戦、注意力障害、味覚異常、嗜眠、協調運動異常、構語障害、感覚鈍麻、記憶障害、健忘、一過性健忘
心臓障害 心房細動、動悸
血管障害 ほてり、高血圧
眼障害 眼痛、羞明、暗点
耳及び迷路障害 耳鳴
呼吸器、胸郭及び縦隔障害 咽喉刺激感、咳嗽、呼吸困難、嗄声、鼻漏、気道うっ血、副鼻腔うっ血、いびき
胃腸障害 便秘、嘔気、鼓腸、胃食道逆流性疾患、胃不快感、下痢、口内乾燥、消化不良、軟便、腹痛、腹部膨満、嘔吐、おくび、胃炎、歯肉痛、吐血、血便排泄、口内炎、イレウス
皮膚及び皮下組織障害 ざ瘡、そう痒症、発疹、紅斑、多汗症
筋骨格系及び結合組織障害 筋痛、筋痙攣、関節硬直
腎及び尿路障害 頻尿・夜間頻尿、糖尿、多尿
生殖系及び乳房障害 月経過多、性機能不全
全身障害及び投与局所様態 胸痛、倦怠感、口渇、無力症、めまい、胸部不快感、発熱、浮腫、末梢性浮腫
臨床検査 肝機能検査値異常(AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、ALP上昇、血中ビリルビン上昇)、心電図ST部分下降、心電図T波振幅減少、心拍数増加、血小板数減少、体重増加
過量投与 嘔吐

上記は、あくまで主要なものであり、全てを記載したものではありません。

上記以外でも、気になる症状がある場合には、医師か薬剤師と相談してください。

また、持病やアレルギーのある方は、本薬との併用に際して医師か薬剤師と相談してください。

以下の方は、基本的に禁忌です。

・本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方


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