ランソプラゾール副作用

ランソプラゾールは、ランソプラゾールが主成分の、消化性潰瘍用剤です。
錠タイプやカプセルタイプ等があります。
ランソプラゾールは、大興製薬株式会社、アイロム製薬株式会社、株式会社三和化学研究所、日本ジェネリック株式会社、沢井製薬株式会社、テバ製薬株式会社、株式会社カイゲン、東和薬品株式会社、日医工株式会社などにより製造・販売されております。

消化性潰瘍用剤ランソプラゾールOD錠（ランソプラゾール口腔内崩壊錠）の副作用としては、以下の様な項目や症状等が想定されています。

重大・重篤なレベルのものとしては、以下の様な事項の症状が想定されております。
重大な副作用一覧
副作用名称 想定症状など
無顆粒球症 発熱、咽頭痛、倦怠感、口内炎等
溶血性貧血 赤い尿、皮膚や白目が黄色くなる、発熱、貧血等
アナフィラキシー様症状 紅斑、悪寒、口腔咽頭浮腫、口内の違和感、かゆみ、くしゃみ、顔面紅潮、熱感、吐き気、嘔吐、尿意、便意、そう痒感、全身発赤、顔面・喉頭浮腫、呼吸困難、血圧低下、喘鳴、血管浮腫、不快感、眩暈、耳鳴、発汗等
間質性肺炎 発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多、動悸、息切れ等
間質性腎炎 発熱、間接の痛み、吐き気、下痢、尿が濁る等
ショック 血圧低下に伴う失神、意識消失、チアノーゼ、呼吸困難、胸内苦悶、冷感、嘔吐、顔が赤くなる、痒み、蕁麻疹（じんましん）、しびれ、動悸、息切れ等
汎血球減少 全身がだるい、階段等を上る際の息切れ、動悸、頭重、頭痛、めまい、鼻血、耳鳴り、皮下出血、歯茎の出血等
顆粒球減少 寒気、身震い、高熱、頭痛、筋肉痛、のどの痛み、肺炎や敗血症との合併症状等
血小板減少（血小板減少症） 手足に赤い点（点状出血）、あざ、鼻血、歯茎の出血等
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群) 高熱、陰部の痛み、関節の痛み、ひどい口内炎、唇や口内のただれ、発熱、皮膚がまだら模様に赤くなる、皮膚に水脹れが出る（各種皮膚障害）、中央にむくみをともなった赤い斑点、赤い発疹、まぶたや眼の充血、結膜のただれ、食欲不振、からだがだるい等
偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎 発熱、腹痛、 頻回の下痢等
貧血 めまい、立ちくらみ、動悸、息切れ、肩こり、頭痛、食欲不振、倦怠感、肌荒れ、抜け毛、爪の変形、むくみ等
重篤な肝機能障害 発熱、腹痛、肝腫大、肝不全、肝壊死、肝炎、黄疸等
中毒性表皮壊死融解症(Toxic EpidermalNecrolysis：TEN) からだがだるい、関節の痛み、皮膚が焼けるように痛む、全身の赤い斑点と破れやすい水ぶくれ（水疱）、発熱、食欲不振口内が荒れる等

上記の様な症状が現れた場合には、速やかに医師か薬剤師と相談してください。

重大な副作用は、滅多にありませんが、投薬開始時の初期症状には、注意が必要です。

その他のものとしては、以下の様な事項が想定されております。

胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison症候群、非びらん性胃食道逆流症の場合
その他の副作用一覧
部位名称等 副作用名称、症状
消化器 便秘、下痢、口渇、腹部膨満感、悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、カンジダ症、味覚異常、口内炎、舌炎、大腸炎（Collagenous colitis等を含む）
精神神経系 頭痛、眠気、うつ状態、不眠、めまい、振戦
過敏症 発疹、そう痒、多形紅斑
肝臓 AST（GOT）、ALT（GPT）、AL-P、LDH、γ-GTPの上昇
血液 好酸球増多
その他 発熱、総コレステロール、尿酸の上昇、女性化乳房、浮腫、倦怠感、舌・口唇のしびれ感、四肢のしびれ感、筋肉痛、脱毛、かすみ目、脱力感、関節痛、低ナトリウム血症


ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合
その他の副作用一覧
部位名称等 副作用名称、症状
過敏症 発疹、そう痒
精神神経系 頭痛、眠気、めまい、不眠、しびれ感、うつ状態
消化器 軟便、下痢、味覚異常、腹部膨満感、悪心、嘔吐、腹痛、便秘、口内炎、舌炎、口渇、胸やけ、胃食道逆流、食欲不振
肝臓 AST（GOT）、ALT（GPT）、AL-P、LDH、γ-GTP、ビリルビンの上昇
血液 好中球減少、好酸球増多、白血球増多、貧血、血小板減少
その他 トリグリセライド、尿酸の上昇、総コレステロールの上昇・低下、尿蛋白陽性、尿糖陽性、倦怠感


外国で行われた試験の場合
その他の副作用一覧
部位名称等 副作用名称、症状
精神神経系 頭痛、めまい
消化器 下痢、味覚異常、悪心、嘔吐、口内炎、腹痛、排便回数増加
肝臓 AST（GOT）、ALT（GPT）の上昇
過敏症 発疹

上記は、あくまで主要なものであり、全てを記載したものではありません。

上記以外でも、気になる症状がある場合には、医師か薬剤師と相談してください。

また、持病やアレルギーのある方は、本薬との併用に際して医師か薬剤師と相談してください。

以下の方は、基本的に禁忌です。

・アタザナビル硫酸塩を投与中の方
・本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方

以下の薬剤との併用は、基本的に禁忌です。

・アタザナビル硫酸塩（レイアタッツ）

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