リュープリン副作用

LH-RH(黄体形成ホルモン放出ホルモン)誘導体であるリュープリンの副作用としては、以下の様な項目や症状等が想定されています。

全効能疾患共通の重大・重篤なレベルのものとしては、以下の様な事項の症状が想定されております。
全効能疾患共通の重大な副作用一覧
副作用名称 想定症状など
間質性肺炎 発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多、動悸、息切れ等
アナフィラキシー様症状 紅斑、悪寒、口腔咽頭浮腫、口内の違和感、かゆみ、くしゃみ、顔面紅潮、熱感、吐き気、嘔吐、尿意、便意、そう痒感、全身発赤、顔面・喉頭浮腫、呼吸困難、血圧低下、喘鳴、血管浮腫、不快感、眩暈、耳鳴、発汗等
肝機能障害 倦怠感の増大、食欲低下、呼吸困難、吐き気、常に眠い、黄疸、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、総ビリルビン等の上昇等
黄疸 嘔気・嘔吐、食欲不振、倦怠感、そう痒等、皮膚・白目が黄色くなる、下痢、全身の脱力感、38〜39度の発熱、ぶつぶつ状の発疹等
糖尿病の発症又は増悪 頻尿、多尿、喉の渇き、口の渇き、食欲亢進、倦怠感、目が霞む、血管障害、神経障害、感染症等の重大な合併症等
下垂体卒中 突然の頭痛、髄膜刺激症状、嘔気、嘔吐、発熱、意識障害、視野欠損、眼筋麻痺、複視、眼瞼下垂、瞳孔散大、てんかん、片麻痺、鼻出血、脳脊髄液の鼻漏、頸部硬直(動脈瘤の破裂や脳出血と似た症状)等
心筋梗塞 突然の左前胸部圧迫感、狭心痛、嘔吐、吐き気、ショック状態等
脳梗塞 急な片側手足や顔の麻痺、しびれ、意識障害、言語障害、頭痛、視力障害等
静脈血栓症(肺塞栓症等の血栓塞栓症) 痺れ、皮膚変色、血栓より遠位の浮腫、皮膚の炎症、血栓性静脈炎、呼吸困難、胸痛、動悸、冷汗、チアノーゼ、静脈怒脹、血圧低下、慢性的な息切れ、足首や脚のむくみ、脱力感、意識消失等


子宮内膜症、子宮筋腫、閉経前乳癌の場合の重大・重篤なレベルのものとしては、以下の様な事項の症状が想定されております。
子宮内膜症、子宮筋腫、閉経前乳癌の重大な副作用一覧
副作用名称 想定症状など
更年期障害様のうつ状態 やる気が出ない、気持ちが沈む、疲れやすい、イライラする、不眠、頭重感、不安感、抑うつ、苛立ち等


前立腺癌の場合の重大・重篤なレベルのものとしては、以下の様な事項の症状が想定されております。
前立腺癌の場合の重大な副作用一覧
副作用名称 想定症状など
うつ状態 気力がない、イライラする、気分が沈む、何もしたくない等
骨疼痛の一過性増悪 前腕、手、下腿、足等の痛み
尿路閉塞 尿が出にくい、尿が細く弱々しい、残尿感、急に下腹部が膨れる、下腹部が激しく痛む等
脊髄圧迫 背中の局所的な不快感、軽い脱力、チクチク刺すような感覚の変化、勃起機能不全(インポテンス)、重症の筋力低下、しびれ、尿失禁や尿閉、腸管コントロールの消失、麻痺、帯状の不快感
心不全 息苦しい、むくみ、頻尿、起座呼吸(起き上がって深く急な呼吸)、疲労感、体力の低下、眠気、錯乱、見当識障害、足、足首、脚、肝臓、腹部に体液がたまり腫れる・むくみが出る、吐き気、食欲不振、息切れ、あえぐ、喘鳴(ぜんめい)等

上記の様な症状が現れた場合には、速やかに医師か薬剤師と相談してください。

重大な副作用は、滅多にありませんが、投薬開始時の初期症状には、注意が必要です。

その他のものとしては、以下の様な事項が想定されております。
子宮内膜症・子宮筋腫・閉経前乳癌・中枢性思春期早発症の場合のその他の副作用一覧
部位名称等 副作用名称、症状
低エストロゲン症状 ほてり、熱感、のぼせ、肩こり、頭痛、不眠、めまい、発汗、性欲減退、冷感、視覚障害、情緒不安定
女性生殖器 不正出血、腟乾燥、性交痛、腟炎、帯下増加、卵巣過剰刺激症状、乳房の疼痛・緊満感・萎縮
筋・骨格系 関節痛、骨疼痛等の疼痛、手指等のこわばり、腰痛、筋肉痛、筋痙攣、骨塩量の低下、血清リン上昇、高カルシウム血症
皮膚 ざ瘡、皮膚乾燥、脱毛、多毛、爪の異常
精神神経系 眠気、いらいら感、記憶力低下、注意力低下、知覚異常
過敏症 発疹、そう痒
肝臓 AST(GOT)、ALT(GPT)、AL-P、LDH、γ-GTP、ビリルビンの上昇、黄疸
消化器 悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、腹部膨満感、下痢、便秘、口内炎、口渇
循環器 心悸亢進、血圧上昇
血液 赤血球増多、貧血、白血球減少、血小板減少、部分トロンボプラスチン時間延長
泌尿器系 頻尿、排尿困難、BUNの上昇
投与部位 疼痛、硬結、発赤等の注射部位反応、膿瘍
その他 疲労、倦怠感、脱力感、口唇・四肢のしびれ、手根管症候群、耳鳴、難聴、胸部不快感、浮腫、体重増加、下肢痛、息苦しさ、発熱、総コレステロール上昇、LDLコレステロール上昇、トリグリセライド上昇、高カリウム血症、体重減少、味覚異常、甲状腺機能異常

前立腺癌の場合のその他の副作用一覧
部位名称等 副作用名称、症状
肝臓 LDH上昇、黄疸、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、AL-Pの上昇
内分泌系 ほてり、熱感、頭痛、不眠、顔面潮紅、めまい、発汗、性欲減退、勃起障害、女性化乳房、睾丸萎縮、会陰部不快感
筋・骨格系 関節痛、骨疼痛、肩・腰・四肢等の疼痛、歩行困難、手指等のこわばり、筋肉痛、骨塩量の低下
皮膚 皮膚炎、頭部発毛
泌尿器系 頻尿、血尿、BUNの上昇
循環器 心電図異常、心胸比増大
血液 貧血、血小板減少
消化器 悪心、嘔吐、食欲不振、便秘、下痢
過敏症 発疹、そう痒
投与部位 疼痛、硬結、発赤等の注射部位反応、膿瘍
その他 浮腫、胸部圧迫感、悪寒、倦怠感、口唇・四肢のしびれ、体重増加、知覚異常、難聴、耳鳴、発熱、総コレステロール上昇、トリグリセライド上昇、尿酸上昇、高カリウム血症、血糖値上昇、脱力感


上記は、あくまで主要なものであり、全てを記載したものではありません。

上記以外でも、気になる症状がある場合には、医師か薬剤師と相談してください。

以下の方は、基本的に禁忌です。

子宮内膜症、子宮筋腫、中枢性思春期早発症の場合
・妊婦の方、又は、妊娠している可能性のある方
・異常性器出血のある方
・リュープリンの成分に対して過敏症の既往歴のある方

閉経前乳癌の場合
・妊婦の方、又は、妊娠している可能性のある方
・リュープリンの成分に対して過敏症の既往歴のある方

前立腺癌の場合
・リュープリンの成分に対して過敏症の既往歴のある方

がんは早期発見が大事

がんの治療は、早ければ早いほど、治癒する確率が高くなります。

これは、昔も今もかわりません。

最近では、検査の精度もアップし、さまざまな医療機関で、それらの検査が簡単に受けられる様になっております。

また、近くに検査可能な医療機関がなかったとしても、自宅で自分で出来る検査キットも提供されています。

これを利用することにより、遠隔地であっても、検査キットで採取して送付するだけで、後日、検査結果が返信されますので、とても便利ですよね。

参考のため、以下にそれらのサイトをピックアップしましたので、この機会に是非、お試しください。

がん細胞は、早めに微小なうちに撃退するのが一番です。

【検査キット販売サイト】

・わざわざ病院に行かなくてもガンの検査ができるって知ってました!?

・お医者がすすめるデメカルの採血はたったの5分!

【がん検査などが受けられる医療機関】

・生活習慣病の予防なら横浜健保センター


以上、ご活用頂ければ幸いです。


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