ワーリン副作用

ワーリンは、ワルファリンカリウムが主成分の、経口抗凝固剤です。
錠剤タイプがあります。
ワーリンは、テバ製薬株式会社により製造・販売されております。

経口抗凝固剤ワーリン錠(ワルファリンカリウム)の副作用としては、以下の様な項目や症状等が想定されています。

重大・重篤なレベルのものとしては、以下の様な事項の症状が想定されております。
重大な副作用一覧
副作用名称 症状など
黄疸 嘔気・嘔吐、食欲不振、倦怠感、そう痒等、皮膚・白目が黄色くなる、下痢、全身の脱力感、38〜39度の発熱、ぶつぶつ状の発疹等
皮膚壊死 胸・尻・腿等の痛み、皮膚が赤紫になる等
出血 脳出血等の臓器内出血、粘膜出血、消化管出血、肺出血、脳出血、眼底出血、歯ぐき出血、鼻血、血痰、皮下出血(血豆・青あざ)、血尿、吐血、血便(赤〜黒い便)等
肝機能障害 倦怠感の増大、食欲低下、呼吸困難、吐き気、常に眠い、黄疸、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、総ビリルビン等の上昇等

上記の様な症状が現れた場合には、速やかに医師か薬剤師と相談してください。

重大な副作用は、滅多にありませんが、投薬開始時の初期症状には、注意が必要です。

その他のものとしては、以下の様な事項が想定されております。
その他の副作用一覧
部位名称等 副作用名称、症状
過敏症 発疹、そう痒症、紅斑、蕁麻疹、皮膚炎、発熱
消化器 悪心、嘔吐、下痢
皮膚 脱毛
肝臓 AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇等
その他 抗甲状腺作用
過量投与 出血

上記は、あくまで主要なものであり、全てを記載したものではありません。

上記以外でも、気になる症状がある場合には、医師か薬剤師と相談してください。

また、持病やアレルギーのある方は、本薬との併用に際して医師か薬剤師と相談してください。

以下の方は、基本的に禁忌です。

・重篤な肝障害・腎障害のある方
・中枢神経系の手術又は外傷後日の浅い方
・出血している方
・出血する可能性のある方
・骨粗鬆症治療用ビタミンK2(メナテトレノン)製剤を投与中の方
・本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方
・妊婦又は妊娠している可能性のある方

以下の薬剤との併用は、基本的に禁忌です。

・骨粗鬆症治療用ビタミンK2製剤
 ・メナテトレノン(グラケー)

上記にもあります様に、血液を固まりにくくする薬であるため、妊婦の方や手術前後の方、身体にケガ等があり、何らかの出血のある方は、使用を控えてください。

ワーリンは、薬の性質上、様々な薬剤や、ある特定の食品との併用に注意が必要です。

例えば、ビタミンKを豊富に含んでいる納豆やセイヨウオトギリソウ( セント・ジョーンズ・ワート)と一緒に飲食した場合、ワーリンの効果が弱まる可能性があります。

薬に関しては、併用する薬によって、効果を強弱させますので、医師や薬剤師と相談の上、服用する様にしてください。


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