リスモリース副作用

リスモリースは、アテノロールが主成分の、心臓選択性β遮断剤です。
錠剤タイプで、25mg、50mgの種類があります。
リスモリースは、ニプロファーマ株式会社により製造・販売されております。

心臓選択性β遮断剤リスモリース錠(アテノロール)の副作用としては、以下の様な項目や症状等が想定されています。

重大・重篤なレベルのものとしては、以下の様な事項の症状が想定されております。
重大な副作用一覧
副作用名称 想定症状など
心不全 息苦しい、むくみ、頻尿、起座呼吸(起き上がって深く急な呼吸)、疲労感、体力の低下、眠気、錯乱、見当識障害、足、足首、脚、肝臓、腹部に体液がたまり腫れる・むくみが出る、吐き気、食欲不振、息切れ、あえぐ、喘鳴(ぜんめい)等
紫斑病 皮膚や粘膜等の出血症状・紫斑(しはん)・青アザ、歯ぐきからの出血、鼻血、黒い便、血尿、月経過多等
徐脈 脈拍数が平均値より低い(1分間に60回以下)、動悸、脈が飛ぶ、数秒以上の心臓の停止等
心胸比増大(CTR) 胸郭(胸)で最も幅の広い部分の長さと心陰影(心臓)の最も幅のある部分の長さの比が50%以上、水分・塩分の摂りすぎ、血圧上昇等
洞房ブロック(どうぼうぶろっく) 洞不全症候群と同等の症状、めまい、失神、不整脈、心停止時間の延長等
呼吸困難 息切れ、心臓の脈拍が上がる、胸部の痛み、手足が冷たい、倦怠感等
房室ブロック 軽度の場合は殆ど症状なし。重くなると息切れ、嘔気、めまい、意識がなくなる等
気管支痙攣(きかんしけいれん) 胸がつまる感じ、喘鳴、呼吸困難等
喘鳴 呼吸時に「ゼーゼー」「ヒューヒュー」というような音がする
失神を伴う起立性低血圧 めまい、ふらつき、易疲労感(疲れやすい)、動悸、視野のかすみ、眼前暗黒感、気が遠くなる、失神、全身痙攣(けいれん)等
血小板減少(血小板減少症) 手足に赤い点(点状出血)、あざ、鼻血、歯茎の出血等

上記の様な症状が現れた場合には、速やかに医師か薬剤師と相談してください。

重大な副作用は、滅多にありませんが、投薬開始時の初期症状には、注意が必要です。

その他のものとしては、以下の様な事項が想定されております。
その他の副作用一覧
部位名称等 副作用名称、症状
視力異常、霧視、涙液分泌減少
精神神経系 頭痛、めまい・眩暈、不眠、眠気、うつ状態、耳鳴、耳痛、錯乱、悪夢、気分の変化、精神変調
過敏症 発疹、そう痒等
循環器 低血圧、胸部圧迫感、動悸、四肢冷感、レイノー症状、間欠性跛行
消化器 口渇、悪心・嘔吐、食欲不振、腹部不快感、下痢、軟便、便秘、腹痛等
腎臓 BUN、クレアチニンの上昇等
肝臓 AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇等、胆汁うっ滞性肝炎
その他 倦怠・脱力感、しびれ感、浮腫・末梢性浮腫、高脂血症、脱毛、冷汗、頻尿、高血糖、高尿酸血症、CK(CPK)の上昇、乾癬様皮疹、乾癬悪化、抗核抗体陽性化、勃起障害
過量投与 過度の徐脈等

上記は、あくまで主要なものであり、全てを記載したものではありません。

上記以外でも、気になる症状がある場合には、医師か薬剤師と相談してください。

また、持病やアレルギーのある方は、本薬との併用に際して医師か薬剤師と相談してください。

以下の方は、基本的に禁忌です。

・糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシスのある方
・高度又は症状を呈する徐脈、房室ブロック(II、III度)、洞房ブロック、洞不全症候群のある方
・心原性ショックのある方
・肺高血圧による右心不全のある方
・未治療の褐色細胞腫の方
・うっ血性心不全のある方
・低血圧症の方
・重度の末梢循環障害のある方
・本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方


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