クレストール副作用

HMG-CoA還元酵素阻害剤クレストール錠の主な副作用には、筋肉痛、ALT(GPT)上昇、CK(CPK)上昇、肝機能異常などがあります。

クレストール錠の副作用としては、以下の様な項目や症状等が想定されています。

重大・重篤なレベルのものとしては、以下の様な事項の症状が想定されております。
重大な副作用一覧
副作用名称 想定症状など
横紋筋融解症 手足肩を中心とした筋肉痛・こわばり、手足のしびれ、赤褐色の尿、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等、急激な腎機能悪化を伴う
ミオパシー 手足の痺れ、手足の痛み、足がだるい、低い椅子から立てない、転びやすい、腕が上げにくい等
肝炎 白目や皮膚が黄色くなる、高熱、倦怠感増大、黄色い尿、淡黄色の便等
肝機能障害 倦怠感の増大、食欲低下、呼吸困難、吐き気、常に眠い、黄疸、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、総ビリルビン等の上昇等
黄疸 嘔気・嘔吐、食欲不振、倦怠感、そう痒等、皮膚・白目が黄色くなる、下痢、全身の脱力感、38〜39度の発熱、ぶつぶつ状の発疹等
血小板減少 手足に赤い点(点状出血)、あざ、鼻血、歯茎の出血等
過敏症状 発熱、発疹、びらん、蕁麻疹(じんましん)、全身がだるい、かゆみ、血管浮腫、過敏性血管炎、関節痛等
間質性肺炎 発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多、動悸、息切れ等

上記の様な症状が現れた場合には、速やかに医師か薬剤師と相談してください。

重大な副作用は、滅多にありませんが、投薬開始時の初期症状には、注意が必要です。

その他のものとしては、以下の様な事項が想定されております。
その他の副作用一覧
部位名称等 副作用名称、症状
皮膚 そう痒症,発疹,蕁麻疹(じんましん)
消化器 腹痛、便秘、嘔気、膵炎
筋・骨格系 CK(CPK)上昇、無力症、筋肉痛、関節痛、筋痙攣
精神神経系 頭痛、浮動性めまい、健忘、睡眠障害(不眠、悪夢等)、抑うつ
肝臓 肝機能異常(AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇)
腎臓 蛋白尿、腎機能異常(BUN上昇、血清クレアチニン上昇)

上記は、あくまで主要なものであり、全てを記載したものではありません。

上記以外でも、気になる症状がある場合には、医師か薬剤師と相談してください。

また、持病やアレルギーのある方は、本薬との併用に際して医師か薬剤師と相談してください。

以下の方は、基本的に禁忌です。

・本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方
・急性肝炎、慢性肝炎の急性増悪、肝硬変、肝癌、
 黄疸等、肝機能が低下していると考えられる方
・妊婦又は妊娠している可能性のある方
・授乳婦の方
・シクロスポリンを投与中の方

以下の方は、原則禁忌です。

・腎機能に関する臨床検査値に異常が認められ、
 本剤とフィブラート系薬剤を併用する方

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