インデラル副作用

高血圧・狭心症・不整脈などの治療剤インデラルの主な副作用には、徐脈、めまいなどがあります。

インデラルの副作用としては、以下の様な項目や症状等が想定されています。

重大・重篤なレベルのものとしては、以下の様な事項の症状が想定されております。
重大な副作用一覧
副作用名称 想定症状など
うっ血性心不全 心臓の収縮力の低下、血液送出量低下、心臓・肺等の静脈のうっ血、動悸、息切れ、就寝中の咳、呼吸困難等
徐脈 脈拍数が平均値より低い(1分間に60回以下)、動悸、脈が飛ぶ、数秒以上の心臓の停止等
末梢性虚血(レイノー様症状等) 手足が発作的に冷たくなる、手足が痛い、蒼白、虚血症状(チアノーゼなど)、発赤等
房室ブロック 軽度の場合は殆ど症状なし。重くなると息切れ、めまい、意識がなくなる等
失神を伴う起立性低血圧 めまい、ふらつき、易疲労感(疲れやすい)、動悸、視野のかすみ、眼前暗黒感、気が遠くなる、失神、全身痙攣(けいれん)等
無顆粒球症 発熱、咽頭痛、倦怠感、口内炎等
血小板減少症 手足に赤い点(点状出血)、あざ、鼻血、歯茎の出血等
紫斑病 皮膚や粘膜等の出血症状・紫斑(しはん)・青アザ、歯ぐきからの出血、鼻血、黒い便、血尿、月経過多等
気管支痙攣(きかんしけいれん) 胸がつまる感じ、喘鳴、呼吸困難等
呼吸困難 息切れ、心臓の脈拍が上がる、胸部の痛み、手足が冷たい、倦怠感等
喘鳴 呼吸時に「ゼーゼー」「ヒューヒュー」というような音がする

上記の様な症状が現れた場合には、速やかに医師か薬剤師と相談してください。

重大な副作用は、滅多にありませんが、投薬開始時の初期症状には、注意が必要です。

その他のものとしては、以下の様な事項が想定されております。
その他の副作用一覧
部位名称等 副作用名称、症状
過敏症 発疹等
循環器 低血圧、胸内苦悶、労作時息切れ、胸部不快、不安感
精神神経系 頭痛、めまい、ふらふら感、眠気、不眠、幻覚、抑うつ、悪夢、錯乱、しびれ、気分の変化、精神変調
視力異常、霧視、涙液分泌減少
消化器 口渇、悪心、嘔吐、食欲不振、上腹部不快感、腹部痙攣、便秘、下痢等
肝臓 肝機能異常(AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-Pの上昇等)
その他 脱力感、疲労感、筋肉痛、可逆的脱毛、LDH上昇、血中尿素上昇、血糖値低下、乾癬様皮疹、乾癬悪化、抗核抗体陽性化、重症筋無力様症状、重症筋無力症悪化

上記は、あくまで主要なものであり、全てを記載したものではありません。

上記以外でも、気になる症状がある場合には、医師か薬剤師と相談してください。

インデラルの禁忌となる対象者は、気管支喘息、気管支痙攣、糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシス、房室ブロック、洞房ブロック、心原性ショック、肺高血圧等、様々な方が該当しますので、ご注意願います。

インデラルとの禁忌併用薬剤は、チオリダジン(メレリル)、安息香酸リザトリプタン(マクサルト)等です。

この他、注意すべき併用薬剤は、レセルピン、インスリン、トルブタミド、アセトヘキサミド、ベラパミル、ジルチアゼム、ニフェジピン、クロニジン、ジソピラミド、プロカインアミド、アジマリン等、様々なものがありますので、ご注意願います。

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