バラクルード副作用

バラクルードはB型肝炎ウィルスの増殖を抑制する抗ウイルス化学療法剤です。

耐性ウィルスが出にくいと言うこともあり、第一選択薬としてよく利用されています。

主な副作用は、頭痛、下痢、鼻咽頭炎などがあります。

バラクルードの副作用としては、以下の様な項目や症状等が想定されています。

重大・重篤なレベルのものとしては、以下の様な事項の症状が想定されております。
重大な副作用一覧
副作用名称 症状など
投与終了後の肝炎の悪化 ALT(GPT)上昇等
アナフィラキシー様症状 紅斑、悪寒、口腔咽頭浮腫、口内の違和感、かゆみ、くしゃみ、顔面紅潮、熱感、吐き気、嘔吐、尿意、便意、そう痒感、全身発赤、顔面・喉頭浮腫、呼吸困難、血圧低下、喘鳴、血管浮腫、不快感、眩暈、耳鳴、発汗等
乳酸アシドーシス 消化器症状、意識障害、乳酸の増加等
(類薬)脂肪沈着による重度の肝腫大(脂肪肝) 疲れやすい、肩がこる、頭がボーッとする等、死亡例あり

上記の様な症状が現れた場合には、速やかに医師か薬剤師と相談してください。

重大な副作用は、滅多にありませんが、投薬開始時の初期症状には、注意が必要です。

その他のものとしては、以下の様な事項が想定されております。
その他の副作用一覧
部位名称等 副作用名称、症状
胃腸障害 下痢、悪心、便秘、上腹部痛
全身障害及び投与局所様態 倦怠感
感染症及び寄生虫症 鼻咽頭炎
筋骨格系及び結合組織障害 筋硬直
神経系障害 頭痛、浮動性眩暈(めまい)
皮膚及び皮下組織障害 発疹、脱毛
臨床検査 AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、血中ビリルビン増加、血中アミラーゼ増加、リパーゼ増加、血中ブドウ糖増加、血中乳酸増加、BUN上昇、尿潜血陽性、尿中白血球陽性、白血球数減少、好酸球数増加

上記は、あくまで主要なものであり、全てを記載したものではありません。

上記以外でも、もし、気になる症状がある場合には、医師か薬剤師と相談してください。

バラクルードは、主に腎臓から排泄されるので,腎機能を低下させる様な薬剤や尿細管分泌により排泄される様な薬剤と併用した場合には注意が必要です。


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