テノゼット副作用

テノゼットはB型肝炎ウィルスやエイズウィルスの増殖を抑制する抗ウイルス化学療法剤です。

比較的新しいお薬で、耐性ウィルスが出にくい第4の抗HBV薬です。

主な副作用は、肝機能検査値異常(AST、ALT及びγ-GTP増加等)、クレアチニン増加、アミラーゼ増加、リパーゼ増加、悪心、腹痛などがあります。

テノゼットの副作用としては、以下の様な項目や症状等が想定されています。

重大・重篤なレベルのものとしては、以下の様な事項の症状が想定されております。
重大な副作用一覧
副作用名称 症状など
腎不全等の重度の腎機能障害 腎機能不全、腎不全、急性腎不全、近位腎尿細管機能障害、ファンコニー症候群、急性腎尿細管壊死、腎性尿崩症又は腎炎等の重度の腎機能障害がおこる。むくみ、尿が出にくい、尿毒症、BUN・クレアチニン上昇、発熱、発疹、関節痛等
乳酸アシドーシス及び脂肪沈着による重度の肝腫大(脂肪肝) 消化器症状、意識障害、乳酸の増加、疲れやすい、肩がこる、頭がボーッとする等
膵炎 胃周辺の急な激しい痛み、吐き気、背中の痛み、嘔吐(おうと)等

上記の様な症状が現れた場合には、速やかに医師か薬剤師と相談してください。

重大な副作用は、滅多にありませんが、投薬開始時の初期症状には、注意が必要です。

その他のものとしては、以下の様な事項が想定されております。
その他の副作用一覧
部位名称等 副作用名称、症状
消化器 悪心、腹痛、下痢、嘔吐、鼓腸
腎臓 蛋白尿、多尿
肝臓 肝炎
過敏症 アレルギー反応(血管浮腫)
代謝 低カリウム血症、低リン酸血症、後天性リポジストロフィー
筋骨格 骨軟化症(骨痛、骨折)、ミオパチー
臨床検査 肝機能検査値異常(AST、ALT及びγ-GTP増加等)、クレアチニン増加、アミラーゼ増加、リパーゼ増加
その他 発疹、浮動性めまい、呼吸困難、無力症

上記は、あくまで主要なものであり、全てを記載したものではありません。

上記以外でも、もし、気になる症状がある場合には、医師か薬剤師と相談してください。

テノゼットは、逆転写酵素阻害剤(ジダノシン)やHIVプロテアーゼ阻害剤(アタザナビル硫酸塩)等との併用を慎重に行う必要がある薬品です。


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