ゲンタシン副作用

アミノグリコシド系抗生物質製剤ゲンタシン注、ゲンタシン軟膏(クリーム)の主な副作用には、発疹、掻痒、発赤、腫脹、丘疹、小水疱などがあります。

ゲンタシン注の副作用としては、以下の様な項目や症状等が想定されています。

重大・重篤なレベルのものとしては、以下の様な事項の症状が想定されております。
重大な副作用一覧
副作用名称 想定症状など
ショック 血圧低下に伴う失神、意識消失、チアノーゼ、呼吸困難、胸内苦悶、冷感、嘔吐、顔が赤くなる、痒み、蕁麻疹(じんましん)、しびれ、動悸、息切れ等
急性腎不全 尿量減少、尿が赤みがかる、眼がはれぼったい、疲れやすい、からだがだるい、腹痛、吐き気、下痢、脱力感、関節の痛み、頭痛、顔や手足のむくみ、息苦しい、意識の低下等
第8脳神経障害 眩暈、耳鳴、耳閉塞感、耳痛、難聴、蝸牛機能障害等

上記の様な症状が現れた場合には、速やかに医師か薬剤師と相談してください。

重大な副作用は、滅多にありませんが、投薬開始時の初期症状には、注意が必要です。

その他のものとしては、以下の様な事項が想定されております。
その他の副作用一覧
部位名称等 副作用名称、症状
過敏症 そう痒、発疹、発熱等
腎臓 浮腫、腎機能障害(BUN上昇、クレアチニン上昇、尿所見異常、乏尿等)、血尿、カリウム等電解質の異常
肝臓 ビリルビン上昇、肝機能障害(AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、Al-P上昇等)
神経 四肢のしびれ感、幻覚、妄想、痙攣、意識障害、頭痛
血液 好酸球増多、貧血、白血球減少、血小板減少
消化器 嘔吐、食欲不振、悪心
ビタミン欠乏症 ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等)
注射部位 疼痛、硬結等
過量投与 腎障害、聴覚障害、前庭障害、神経筋遮断症状、呼吸麻痺

上記は、あくまで主要なものであり、全てを記載したものではありません。

上記以外でも、気になる症状がある場合には、医師か薬剤師と相談してください。

また、持病やアレルギーのある方は、本薬との併用に際して医師か薬剤師と相談してください。

尚、上記の副作用は、ゲンタシン注の副作用であり、塗り薬であるゲンタシン軟膏では、重大な副作用等は、ないと言われています。

但し、ゲンタシン軟膏を長期間に渡って広範囲に利用した場合、耳鳴り、めまい、難聴、腎障害を発現する可能性があります。

以下の方は、基本的に禁忌です。

・本剤の成分に過敏症の既往歴のある方
・他のアミノグリコシド系抗生物質に過敏症の
 既往歴のある方
・バシトラシンに過敏症の既往歴のある方

以下の方は、原則禁忌です。(慎重投与)

・アミノグリコシド系抗生物質による難聴又は
 その他の難聴のある方
・家族(血族)にアミノグリコシド系抗生物質
 による難聴又はその他の難聴のある方

カテゴリのトップへ
トップページへ
Copyright © 薬副作用症状詳細