重大な副作用一覧
副作用名称 |
想定症状など |
悪性症候群 |
無動緘黙(むどうかんもく:無言症。無動無言状態のこと)、強度の筋強剛(きんきょうごう:筋肉のこわばり)、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等の症状が現れ、その後、発熱する場合がある。抗精神病剤と併用した際に現れることが多い |
セロトニン症候群 |
悪寒、発熱、手の震え、不安、焦燥、興奮、激越、錯乱、幻覚、反射亢進、ミオクロヌス、発汗、戦慄、頻脈、振戦、下痢、高血圧、固縮、協調異常、自律神経不安定等。特にセロトニン作用薬と併用した際に発現する可能性が高い |
激越 |
感情や声等が激しく高ぶり荒々しい状態等 |
痙攣(けいれん) |
興奮状態が継続する、怒りっぽい、ぼんやりする、よろめく、吐き気、めまい、下肢コントロール不能、筋肉の付随現象等 |
白血球減少 |
風邪等の感染症にかかりやすい、風邪等が治りにくい |
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群) |
皮膚がまだら模様に赤くなる、皮膚に水脹れが出る(各種皮膚障害)、発熱、関節の痛み、目の充血等 |
中毒性表皮壊死症(Lyell症候群もしくはToxic Epidermal Necrolysis:TEN) |
皮膚が赤くなる、皮膚が焼けるように痛む、皮膚に水脹れが出る(各種皮膚障害)、発熱、口内が荒れる等 |
多形紅斑(たけいこうはん) |
手の甲・足の甲・肘・膝などの四肢伸側に左右対称に多発する円形の紅斑、発熱、痛み等 |
抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH) |
食欲不振、嘔気、嘔吐、全身けん怠感、むくみのない短期間の体重増加、頭痛、吐き気、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量の増加、高張尿、意識障害、主に高齢の方に低ナトリウム血症、痙攣等 |
肝機能障害 |
倦怠感の増大、食欲低下、呼吸困難、吐き気、常に眠い、黄疸、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、総ビリルビン等の上昇等 |
黄疸 |
嘔気・嘔吐、食欲不振、倦怠感、そう痒等、皮膚・白目が黄色くなる、下痢、全身の脱力感、38〜39度の発熱、ぶつぶつ状の発疹等 |