重大な副作用一覧
副作用名称 |
想定症状など |
劇症肝炎 |
白眼・皮膚が黄色くなる、発熱、吐き気、全身がだるい、AST (GOT)、ALT (GPT)、γ-GTP、Al-Pの著しい上昇等 |
溶血性貧血 |
赤い尿、皮膚や白目が黄色くなる、発熱、貧血等 |
汎血球減少 |
全身がだるい、階段等を上る際の息切れ、動悸、頭重、頭痛、めまい、鼻血、耳鳴り、皮下出血、歯茎の出血等 |
顆粒球減少 |
寒気、身震い、高熱、頭痛、筋肉痛、のどの痛み、肺炎や敗血症との合併症状等 |
(重篤な)血小板減少(血小板減少症) |
手足に赤い点(点状出血)、あざ、鼻血、歯茎の出血等 |
急性膵炎 |
上腹部痛(みぞおち、左上腹部、背部等)、吐き気、嘔吐、腹部膨満感(ふくぶぼうまんかん)、食欲不振、発熱、意識障害、ショック状態(蒼白、血圧低下など)、押されると痛みが強い(圧痛)、押されると腹部が硬くなる(筋性防御(きんせいぼうぎょ))等 |
間質性腎炎 |
発熱、間接の痛み、吐き気、下痢、尿が濁る等 |
高アンモニア血症 |
無気力、振戦、不明、瞭言語、視力不鮮明、タンパク質誘導性の嘔吐(タンパク質の摂食によって起こる嘔吐)、昏睡など |
ファンコニー症候群 |
喉の渇き、尿の増加、発熱、吐き気、食欲不振、倦怠感、低リン酸血症性くる病、低カリウム血症、多飲等 |
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群) |
高熱、陰部の痛み、関節の痛み、ひどい口内炎、唇や口内のただれ、発熱、皮膚がまだら模様に赤くなる、皮膚に水脹れが出る(各種皮膚障害)、中央にむくみをともなった赤い斑点、赤い発疹、まぶたや眼の充血、結膜のただれ、食欲不振、からだがだるい等 |
赤芽球癆(せきがきゅうろう) |
全身がだるい、頭重、頭痛、めまい、耳鳴り、階段や坂を上る際に動悸や息切れがする、貧血等 |
中毒性表皮壊死融解症(Toxic EpidermalNecrolysis:TEN) |
からだがだるい、関節の痛み、皮膚が焼けるように痛む、全身の赤い斑点と破れやすい水ぶくれ(水疱)、発熱、食欲不振口内が荒れる等 |
過敏症症候群 |
皮膚の広い範囲が赤くなる、高熱(38℃以上)、喉(のど)の痛み、全身がだるい、食欲が出ない、リンパ節がはれる、肝障害、黄疸、白血球増加、発疹(斑状丘疹型ではじまり紅皮症に進展)、顔面の浮腫、関節痛、好酸球増多、異型リンパ球出現、肝脾腫、肝機能障害等の臓器障害を伴う遅発性の重篤な過敏症状、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルス再活性化等(発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃、遷延化する可能性あり) |
認知症様症状 |
健忘(物忘れがひどくなる)、見当識障害(日時、場所、人がわからなくなる)、思考障害(考える力、理解する力が低下する。計算ができなくなる)、認知障害(物事を見分け判断する力が低下する。人違いをする)、夜間せん妄(夜になると興奮し言動がおかしくなる)、不眠、幻覚、妄想、抑うつ、徘徊、暴力・食事・排泄・入浴・着替えなど日々暮らすための基本的な動作ができなくなる、歩行障害、嚥下障害、膀胱直腸障害 |
脳の萎縮 |
知能低下、判断力低下、脳室の拡大、神経細胞の脱落・萎縮、アルツハイマー神経原線維の変化、老人斑の発現等 |
パーキンソン様症状 |
手足のふるえ、体のこわばり・つっぱり、よだれが出る、体が勝手に動く、無表情、うまく歩けない(小きざみ歩行)、姿勢がおかしくなる、動作が困難 |
抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH) |
食欲不振、嘔気、嘔吐、全身けん怠感、むくみのない短期間の体重増加、頭痛、吐き気、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量の増加、高張尿、意識障害、主に高齢の方に低ナトリウム血症、痙攣等 |
横紋筋融解症 |
手足肩を中心とした筋肉痛・こわばり、手足のしびれ、赤褐色の尿、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等、急激な腎機能悪化を伴う |