セロクエル副作用

抗精神病剤セロクエル錠の主な副作用には、不眠、神経過敏、傾眠、倦怠感、不安、ALT(GPT)上昇、CK(CPK)上昇、T4減少、AST(GOT)上昇、プロラクチン上昇、LDH上昇、高血糖、便秘、肝機能障害、体重増加、コレステロール増加、γ-GTP上昇などがあります。

セロクエル錠の副作用としては、以下の様な項目や症状等が想定されています。

重大・重篤なレベルのものとしては、以下の様な事項の症状が想定されております。
重大な副作用一覧
副作用名称 想定症状など
高血糖 のどが渇く、身体がだるい、尿量の増加、空腹感、皮膚が乾燥し痒い、風邪を引き易い、傷の治りが遅い等
糖尿病性ケトアシドーシス 口渇(喉のかわき)、多飲、倦怠感、悪心・嘔吐、低体温、体重減少、血圧低下、頻脈、意識障害、糖尿病性ケトアシドーシス、高血糖高浸透圧状態、低血糖症、乳酸アシドーシス、激烈な腹痛(急性腹症)、胃痙攣(けいれん)等
糖尿病性昏睡 著しいのどの渇き、脱水、多尿、頻尿、だるい、食欲低下、吐き気、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、ショック、昏睡 
低血糖(低血糖症) 脱力感、冷や汗、急激な空腹感、悪寒、動悸、手の震え、集中力低下、痙攣、意識障害、低血糖性昏睡に至る例の報告もある
悪性症候群 無動緘黙(むどうかんもく:無言症。無動無言状態のこと)、強度の筋強剛(きんきょうごう:筋肉のこわばり)、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等の症状が現れ、その後、発熱する場合がある。抗精神病剤と併用した際に現れることが多い
横紋筋融解症 手足肩を中心とした筋肉痛・こわばり、手足のしびれ、赤褐色の尿、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等、急激な腎機能悪化を伴う
痙攣(けいれん) 全身の筋肉がピクピクする、しびれ、チクチクと痛む、瞬間うとうとと眠くなる、失神、錯乱、脱力、膀胱の調節機能の消失、興奮状態が継続する、怒りっぽい、ぼんやりする、よろめく、吐き気、めまい、下肢コントロール不能、筋肉の付随現象等
無顆粒球症 発熱、咽頭痛、倦怠感、口内炎等
白血球減少 風邪等の感染症にかかりやすい、風邪等が治りにくい
肝機能障害 倦怠感の増大、食欲低下、呼吸困難、吐き気、常に眠い、黄疸、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、総ビリルビン等の上昇等
黄疸 嘔気・嘔吐、食欲不振、倦怠感、そう痒等、皮膚・白目が黄色くなる、下痢、全身の脱力感、38〜39度の発熱、ぶつぶつ状の発疹等
麻痺性イレウス 強い腹痛、吐き気、吐く、ひどい便秘、おなかが膨れる等
遅発性ジスキネジア 口をモグモグさせる、歯を食いしばる、噛む、顎を側方にずらす、唇をすぼめたり尖らせたりを繰り返す、舌を突き出す、舌を左右に揺らす、瞬きを繰り返す、額にしわを寄せる、肩をひそめる、しかめ面をする、手指を繰り返し屈伸する、腕を振り回す・ねじる、足踏み、タップする、体をゆする、くねらす、ねじる、呼吸困難、不規則呼吸等
肺塞栓症 突然起こる息切れ、呼吸が速い、落ち着かない、鋭い胸の痛み、めまい、失神、痙攣(けいれん)、不整脈、血痰、発熱、足首や脚のむくみ、脱力感、チアノーゼ等
深部静脈血栓症 皮膚の発赤、胸の痛み、ふくらはぎの腫れ・痛み・圧痛・熱感、足首・脚・太ももの腫れ等

上記の様な症状が現れた場合には、速やかに医師か薬剤師と相談してください。

重大な副作用は、滅多にありませんが、投薬開始時の初期症状には、注意が必要です。
※ご参考※
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その他のものとしては、以下の様な事項が想定されております。
その他の副作用一覧
部位名称等 副作用名称、症状
精神神経系 不眠、易刺激性、傾眠、不安、頭痛、めまい、焦躁感、鎮静、幻覚の顕在化、健忘、攻撃的反応、意識レベルの低下、昏迷、神経症、妄想の顕在化、リビドー亢進、感情不安定、激越、錯乱、思考異常、自殺企図、人格障害、躁病反応、多幸症、舞踏病様アテトーシス、片頭痛、悪夢、うつ病、独語、衝動行為、自動症、せん妄、敵意、統合失調性反応、協調不能
錐体外路症状 アカシジア、振戦、構音障害、筋強剛、流涎、ブラジキネジア(動作緩慢)、歩行異常、ジスキネジア、嚥下障害、ジストニア、眼球回転発作、パーキンソン症候群
血液 顆粒球減少、好酸球増加症、貧血、血小板減少、
循環器系 頻脈、起立性低血圧、心悸亢進、心電図異常、低血圧、高血圧、徐脈、不整脈、失神、血管拡張
肝臓 AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、LDH上昇、Al-P上昇、γ-GTP上昇、ビリルビン血症
呼吸器系 去痰困難、鼻炎、咳増加
消化器系 便秘、食欲不振、嘔気、食欲亢進、嘔吐、腹痛、下痢、消化不良、胃炎、胃不快感、鼓腸放屁、消化管障害、吐血、直腸障害
瞳孔反射障害、弱視、結膜炎
内分泌系 高プロラクチン血症、T4減少、高コレステロー ル血症、T3減少、月経異常、甲状腺疾患、高脂血症
過敏症 発疹、血管浮腫、そう痒
泌尿器系 排尿障害、排尿困難、尿失禁、尿閉、BUN上昇、持続勃起、射精異常、インポテンス
その他 倦怠感、無力症、CK(CPK)上昇、口内乾燥、体重増加、意欲低下、多汗、発熱、体重減少、胸痛、筋痛、高カリウム血症、舌麻痺、しびれ感、背部痛、肥満症、浮腫、末梢浮腫、ほてり、歯痛、関節痛、顔面浮腫、頸部硬直、腫瘤、過量投与、骨盤痛、歯牙障害、痛風、関節症、滑液包炎、筋無力症、痙縮、悪化反応、偶発外傷、耳の障害、味覚倒錯、ざ瘡
過量投与 傾眠、鎮静、頻脈、低血圧等、まれに昏睡

上記は、あくまで主要なものであり、全てを記載したものではありません。

上記以外でも、気になる症状がある場合には、医師か薬剤師と相談してください。

また、持病やアレルギーのある方は、本薬との併用に際して医師か薬剤師と相談してください。

以下の方は、基本的に禁忌です。

・本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方
・昏睡状態の方
・バルビツール酸誘導体等の中枢神経抑制剤の強い影響下にある方
・アドレナリンを投与中の方
・糖尿病の方、糖尿病の既往歴のある方

以下の薬剤との併用は、基本的に禁忌です。

・アドレナリン(ボスミン)

本剤を利用する方、及び、その家族の方は、特に著しい血糖値の上昇に伴う、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡等の重大な副作用に十分注意する必要があります。

そのため特に、口渇、多飲、多尿、頻尿等の異常な症状に注意してください。


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