メチコバールによる副作用

公開日:  最終更新日:2017/08/08

メチコバールとは

メチコバール(Methycobal)とは、手足のしびれや神経痛に利用するビタミン剤です。

本剤の主成分は、メコバラミン(Mecobalamin)で、ビタミンB12にカテゴライズされる成分で、末梢神経の働きを改善する作用が期待されます。

メコバラミンは補酵素型のビタミンB12で、末梢神経に対しては通常のビタミンB12と比較して、より高い効果が期待されます。

適応症は以下の通りです。

・末梢性神経障害

応用として以下の病気や症状にも利用されています。

・味覚障害
・臭覚障害
・めまい
・耳鳴り
・難聴
・帯状疱疹
・腰痛
・筋肉痛
・肩こり
・関節痛
・眼疾患
・乏精子症
・概日リズム障害による睡眠障害
・筋萎縮性側索硬化症
・各種貧血
・顆粒球(かりゅうきゅう)減少症

錠剤タイプだけではなく、速効性のある注射タイプもあります。

本剤は、エーザイ株式会社により製造販売されています。

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主な副作用

メチコバールの主な副作用は、以下の通りです。

・食欲不振になる
・悪心がある
・嘔吐する
・下痢する

重大・重篤な副作用

重大・重篤レベルの副作用は、特に報告・想定されていません。

その他の副作用

その他の副作用としては、以下の様な症状が報告・想定されています。

その他の副作用リスト
副作用の部位名称等 副作用の名称、症状
消化器 食欲不振になる、悪心がある、嘔吐する、下痢する
過敏症 発疹ができる

 

メチコバールについて

本剤は、ビタミンB12の一種であるメコバラミンが主成分の末梢性神経障害治療剤です。

本剤を利用しても効果が認められない場合には、漫然と利用を継続せず、速やかに医師とご相談ください。

ビタミンB12は、細胞の機能を正常に保持したり健全な発育に必要不可欠な成分です。

特に造血や神経機能に重要な役割を果たしていますので、ビタミンB12が不足した場合、貧血を起こしたり、末梢神経の機能に支障をきたし、手足のしびれ等となって症状が発現します。

通常の食生活であれば本剤による補給は必要ありませんが、体力を消耗する様な状態の方や妊娠している方、無理なダイエットをされている方、偏食傾向の方等は、不足する可能性があります。

ビタミンB12は、乳製品や肉、卵の黄身等に多く含まれています。

禁忌は、設定されていませんが、水銀やその化合物を取り扱う職業に従事されている方は、利用に際して注意が必要です。

 

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